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  • 執筆者の写真ヒガシテッペイ

JAMる人/河野ルル

カラフルなモチーフがまるで歌いだしそうな、そんな印象の作品を発表し続ける作家/河野ルルさん。

そんな彼女に作品の事や生地作りの事をインタビューしました。





ー 早速ですが、普段はどのような作品を作っていますか?



(ルル)

見たもの、感動したもの、特に自然の生きているものを描くことが多いです。



ー 感動の沸点というか、例えば自然の動植物の何にココロ動かされるんでしょう?



(ルル)

植物でも虫でも動物でもそこに命が存在して生きていることにキュンとして可愛く、

愛おしく思えます。



ー わかる!動物も植物も素直っていうか、生きてることにまっすぐ。

というか生きてることしかしてない。確かにキュンとくるよね。


ルルちゃんの絵は色使いが本当に素敵!色を選ぶ時、何か意識することはありますか?



(ルル)

今を生きてるって感じですよね〜 一生懸命食べたり歩いたり、ウンチしたりしてんのも可愛いですね〜 色を選ぶのはほんとに無意識というか、一色紙の上に置くと、その隣の色はこれだなってのが浮かぶので、それの繰り返しで描いています。



すごい!なんか動物的(いい意味で) 途中で「違ったな」ってことは今までないんですか?



(ルル)

違ったかな〜って思っても、それも含め全体的に色のバランスをとって、

完成の時点でいい感じになればいいと思って描いてます!


なので下書きせず、間違うかもしれないという少〜しの緊張感みたいなのと共に描くのが楽しいんですね〜(笑)





まさに動物的やね。 生き物って社会的じゃないから、行き当たりばったり。

でも、アリの巣に見られる自然のカタチの美しさとかがちゃんと生まれるもんね。

ルルちゃんの作品を見て楽しさを感じるのはその緊張感のなせるワザかもしれませんね。


絵を描く対象として(状況として違うんでしょうが)紙なのか壁なのか、もしくはもっと違うものなのか、何かこだわりや、今後やってみたい対象ってありますか?



(ルル)

そうです!


自然のそのまま色、形のほうが美しかったりしますもんね〜

だからわたし線も定規じゃなく、フリーハンドでひいて自然に歪んでいるのが好きなんですね〜


これまた違うかもしれませんが、プール全部に海の絵とか描きたいなぁ〜とおもったことはあります。


あとは陶器とかもチャレンジしてみたいです!



陶器!めちゃめちゃみてみたい。本気でやりたいなら繋げれるかも。またいつか相談しましょう。



(ルル)

ほんとですか!全然知り合いに陶芸の人いなくて、、またお話ぜひ聞かせてください!


ー さてさて、本題です。 まず今回の生地。花柄と大きな幾何柄ですが、

そもそも生地を作りたいと思ったきっかけってどんなスタートだったのでしょうか?



(ルル)

生地を作ろうと思ったのは、個展をするたび布にしてほしいと言ってくれる人が何人もいたのと、自分も服が(特にワンピースが)好きなので、自分の柄で作ったら可愛いであろうと思っていたのです。


なるほどなるほど。 お客様からのリアクションと自分の好きなものがリンクしたわけですね。

ちなみに服が好きということですが、どういう服にビビッと来るとかあるんですか?



(ルル)

わたし古着が好きで、ビンテージのデザインとか柄とか、グサグサ刺さります

アメリカ、ヨーロッパの古着も好きだし、ハワイアンの昔の派手な柄も好きで、

あとマリメッコのビンテージも好きです。



あの頃のものづくりには良いものを作ろうとする喜びみたいなものがあって、今のファッションは本当に生モノになっちゃって、一生モノのいいものって言うよりは、今年中に売り切ることがマストで、すごく良いものより無難に誰でも着れそうなものを作る傾向ありまねー なるほど。なるほど。


話は戻りますが、今回の2柄ですが、生地にすることでいつもとは違う意識したことってありますか?



(ルル)

いや、逆にいろいろ考えて描くのだろうと予想していたのですが、

ヒガシさんがまずは何も考えずに好きに描いてくれたらこっちでうまく生地にすると言ってくれたので普段通り好きなものを描きました!


まさにそういう感じで作れたらいいなと思っていて知識のない私があれこれやるより

センスの良い方がそれをうまく組んでくれたらいいなと思ってたので、ほんとにありがたかったです!



たしかにそうですね。そんな流れでした。笑

ボクはアーティストという人種をめちゃめちゃ尊敬しています。ホントに。


出来る限りアーティストが自由に。ある意味後先考えずにやってほしいと思ってて、

どうしても生地になると「その先」が出てくるので、例えば服になるならこれくらいに収めといた方が無難、といったバイアスがかかっちゃうと思うんです。


でも、さっきの作る喜びみたいな感度で出来たモノの方が、モノとしての生命力が強い。

だから、そういうモノを生み出すことに関わりたいと思ってます。


あえての質問なんですが、今回、自由にやった上で、

思った通りにいかなかった部分ってありましたか? いい面としても、悪い面としても?



(ルル)

思った通りにいかなかった部分はほんとに今回なくて、

いろいろヒガシさんがわたしはこうしたいのではないかみたいなのを汲み取ってくれて、

それがまさにそうしたかったんです!っていう連続だったんで、

ほんとに思い通りにいかなかったってのは今回ないです。



よかった!ほんとに。安心しました。

ぼくも今回の生地の出来た時、ほんとに興奮しました!いいものができたーーって!

今後この生地で作っていきたいものや展開していきたい企画などありますか?


(ルル)

わたしの力ではこの辺までな気がするんで、この生地をきっかけにどこかの誰か、

もしくは企業にに引っかかってコラボして可愛いものを作っていけたら楽しそうだなと思います!

でも小物よりかは、やはり服を作っていきたいです!


ー ありがとうございます。今回の生地で制作される様々なアイテムや、これからの活躍楽しみにしています。



生地を購入する>




(インタビュー by ヒガシテッペイ)



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作家_河野ルル / Lulu Kouno





略歴_


UNKNOWN ASIAART EXCHANGE2017 GrandPrix

大阪・南海なんば駅にて壁画公開制作・展示

兵庫・へそ公園にて25mの壁画制作

京都・BnA AlterMuseum 2部屋 壁画制作

徳島・精神科病院 むつみホスピタル内 壁画制作

愛知・小児科クリニック みずのこどもクリニック 壁画制作

愛知・名古屋大学 ノーベル賞受賞天野教授の研究施設 壁画制作

マレーシア・クアラルンプールのKONCENTにて個展

台湾・雲林にて壁画制作 合同展示参加

アフリカ・マラウイのマタンダニ村の小学校にて 壁画制作

タイ・バンコクのコミュニティースペースLatyaa15にて壁画制作

メキシコのサン・クリストバル・デ・ラス・カサスの孤児院にて壁画制作

中国・深センにてパブリックアート展参加・床画制作


Exhibition and mural painting at Nankai Namba Station in Osaka

25m mural oainting Heso Park in Hyogo

Mural painting in 2 rooms at BnA Alter Museum hotel in Kyoto

Mural painting at entrance of Psychiatric Mutsumi Hospital in Tokushima

Mural painting at Pediatrics Clinic Mizuno Children Clinic in Aichi

Mural painting at Nagoya University Nobel Prize Winner Professor Amano's research facility in Aichi

Solo exhibition at KONCENT in Kuala Lumpur, Malaysia

Participated in a joint exhibition and mural painting in Yunlin, Taiwan

Mural painting at an elementary school in Matandani village in Malawi, Africa

Mural painting at Latyaa15, a community space in Bangkok, Thailand

Mural painting at an orphanage in San Cristobal de las Casas, Mexico

Participated in public art exhibition and floor painting in Shenzhen, China




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